2019年9月 第7回 中国鉄道研修旅行

 当会は,2019年9月22日~9月28日に,第7回中国鉄道研修旅行を催行しました。事前の募集に応じた8名からなるメンバーで,香港・マカオ中心に訪問しました。
 今回の旅行では,飛行機のビジネスクラス相当の中国国鉄最上級座席「商務座」に乗車すること,および,香港MTRと中国国鉄の違いを理解することを主眼としながら,CRHや新空調快速列車を含む中国鉄道の総体的体験をめざしました。
 末尾には少数ながら写真も付しております。どうぞご覧下さい。


■中国国鉄最上級座席「商務座」乗車

 中国国鉄電車列車のファーストクラスである商務座。寝台を利用する場合よりも更に高額な商務座ですが、利用区間によっては比較的低廉な料金で利用することが出来ます。今回は、フルフラットになる電動リクライニング座席は共通ですが、駅に設置された商務座利用客専用のラウンジや食事の有無等、時間帯により異なるサービス提供内容を体験するべく、区間を変えて複数回乗車しました。


■様々な鉄道での香港~広州間の移動

港珠澳大橋の開通は記憶に新しいですが、香港~広州~マカオ間は様々な公共交通機関により行き来することができます。今回は香港→(高速鉄道)→広州→(高速鉄道)→マカオ→(バス)→香港→(広九直通車)→広州の順に移動することにより、各輸送機関の乗車体験を行いました。

■急速に拡充が進みつつある市郊鉄路

 高速鉄道の整備が進んだこともあり、在来線をはじめとした既存リソースの活用を含めた、柔軟な発想に基づく様々な形態の都市鉄道の拡充が急速に進んでいます。広州では、2両一組の本線用ディーゼル機関車を分割し、間に客車を挟むことでプッシュプル編成とした列車(広州~肇慶)に乗車。温州では、都市鉄道でありながら、国鉄の技術基準に基づいて建設・運営されているS1線に乗車しました。寧波では、寧波~余姚の在来線上を走行する寧波城際鉄路に乗車。寧波城際鉄路の特徴は中国では珍しい、都市跨ぎの相互直通運転近郊列車が運転されている点にあります。

行  程

1日目 9月22日

香港西九龍825→広州南928(G6582次)【高速二等座239.0HKD】MTR車
広州南1030→珠海1144(D7135次)【高速商務座205.0元】
珠海駅から拱北口岸経由でマカオへ
マカオからは港珠澳大橋を経由するバス(澳門ポート→香港ポート)で香港へ
エバーグリーンホテル泊


2日目 9月23日

香港の路面電車・スターフェリーを視察後、広九直通車で広州へ
香港紅磡1805→広州東2005【特等座250HKD】(Z818次)MTR車
桐舍酒店(广州火车站店)泊 

3日目 9月24日

広州周辺の都市鉄道・BRT視察
広州1348→肇慶1526(K9045次)【新空調硬座19.5元】
肇慶1725→広州1850(C6892次)【不対号入座(自由席)65.0元】
広州→広州東(タクシー移動)
広州東2026→厦門北へ(K297次)【新空調硬座快速臥230.0元】


4日目 9月25日

広州東から→厦門北741(K297次)
厦門BRT視察
厦門1123→厦門北1147(D6242次)【高速二等座8.5元】
厦門北1402→福州1429(G1602次)【高速商務座254.5元】
锦江之星品尚(福州火车站店)泊


5日目 9月26日

福州753→温州南1000(G56次)【高速商務座310.0元】
温州S1線視察
温州南1308→寧波1507(G7660次)【高速二等座96.0元】
寧波城際鉄路乗車
寧波1603→銭清1738(S3006次)【25元】
銭清駅前よりバス(紹興~杭州:20元)にて杭州市内へ
浙江赞成宾馆泊

6日目 9月27日

杭州901→青島北へ(K1050次)【新空調硬座快速臥298.5元】


7日目 9月28日

杭州から→青島北612(K1050次)
青島北713→青島735(D6027次)【高速一等座10元】
青島地鉄博物館見学
青島1800→青島北1818(C6510次)【高速二等座6.0元】
解 散



写  真

香港MTR車による電車列車
中国国鉄のファーストクラス「商務座」
港珠澳大橋を走行するバス
香港のトラム
香港MRTによる直通車
広州BRT
国鉄規格の都市鉄道・温州S1線
寧波城際鉄路に用いられるCRH6F形電車
青島地鉄展示館
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